Q: 「トランジットモール」が
いよいよ2月から施行されますがまず、
まず、「トランジットモールってなんだ?」
というところから伺いたいんですけど、
いわゆる「ホコ天」(歩行者天国)とは
違うものなんですか?
   
事務局:

歩行者天国は、
車を完全にシャットアウトして
道路に人しか入れないようにするんですが、
トランジットモールは歩行者優先で、
認められた公共交通機関は通行出来るんです。

定義としては、
一般の車両を規制して歩行者に考慮し、
公共交通機関だけが通行出来るようにした商店街

という意味なんです。
国際通り以外でも,
施行するための取り組みが行われていますが、
国際通りのような長い距離での実施は例がなくて,
全国的に注目を集めてるんです。

   
Q: 前回までの実験では「トランジットマイル」という
名称でしたよね?
   
事務局:

はい。
「トランジットモール」の「モール」は
「ショッピングモール」の「モール」なんですが、
国際通りは、戦後の急速な復興の様子から
「奇跡の1マイル」って呼ばれてるんです。
端から端までちょうど1マイル(1.6キロ)
ありまして。

その1マイルとモールをかけた造語で
「トランジットマイル」と。

正式名は「トランジットモール」ですが
愛称として「トランジットマイル」と
言って頂ければと思います。

英語に堪能な方からは「そんな言葉はない」と
言われたりするんですが…(笑)

   
Q:

そもそも、なぜ国際通りで「トランジットモール」に
取り組むようになったんですか?

   
事務局:

おかげさまで国際通りは、
たくさんの方々に来ていただいてるんですが、
観光客が多く、地元の人が少ないという
現状があります。

さらに観光客の中にも、
目的地は公設市場や、やちむん通りで、
そこへ行くために、国際通りを利用する方も
多いわけです。

那覇市のメインストリートとして
商業の発展に貢献してきた国際通りが、
住宅の郊外化とか、郊外大型店の進出などで
中心市街地としての求心力を失いつつあるんです。

慢性的な交通渋滞や、それに起因する環境悪化を
将来的に改善する必要があります。
「トランジットマイル」を実施することで、
開放された道路空間を活用して、
商店街の活性化や、高齢者、障害者も含めた
訪れる人みんなにやさしいまちづくりをしていく
というのが狙いです。

   
Q: 「歩行者天国」ではなく、
「トランジッットモール」にして
認められた公共交通を通すというのは、
訪れる方への配慮なんですね。
   
事務局: 国際通りは、正確には「県道39号線」という
2車線の道路なんですが、この決して広くない道路に、
バスだけで1日1000台以上通るんです。
   
Q: 1000台!バスだけで?
   
事務局: 乗用車も通りますから、
全部あわせると、とんでもない数になるわけです。
本来なら、すべてを通さない方がいいんですけど、
そうすると、普段国際通りを通るバスに乗る人が
困ってしまうんです。
それで、普段通るバスは
国際通りを迂回するルートを通ってもらって、
国際通りにはその迂回ルートへ連結させるバスを
15分に1本程度の間隔で通す予定です。
通すバスも普段走っている大型のものではなくて
低床で、小さいサイズのものを考えています。

(次回に続きます)